新石垣空港から11分ほど車を走らせると、沖縄・石垣島の海沿いに広がる約3000坪の敷地にたどり着きます。海に開きながらも木々に覆われた、ひっそりと開放感のあるこの敷地で建設が進められているのが「NOT A HOTEL ISHIGAKI EARTH」です。
「EARTH」はその名の通り、まるで小さな地球が敷地から隆起したかのような建築。起伏した屋根は緑で覆われ、小さな水辺も設けられるなど、おおらかに大地とつながるデザインになっています。
今年4月末、プロジェクトの世界観をつくるシンボルツリーを選定するため、設計を手掛けた藤本壮介氏と造園家の齊藤太一氏が現地を訪れました。
穏やかで豊かな世界をつくるシンボルツリー
「穏やかな、そして豊かな世界がそこにあって、1つの世界が切り取られるような居場所」とシンボルツリーを表現する藤本氏。選定する際に重視していたのは、木陰でのんびりする雰囲気を感じられる木の形状や葉の量であるかどうか。建物より主役になり過ぎない見え方や、周囲の植栽との関係性も考慮して、候補である複数の木を確認していました。
今回の現地確認でシンボルツリーの候補は2本に。枝が大きく広がり葉が茂った丸みのある木と、木漏れ日を感じられる抜け感のある木。ここから更に建築や周辺環境とのバランスを検討して、EARTHの世界観をつくるシンボルツリーが選定される予定です。
柔らかな日差しと海風を感じながらくつろげる居場所
工事も順調に進行中
完成までの様子は引き続き発信していきます。どうぞ楽しみにお待ちください。
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